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「7歳の少女を救うために、愛犬は命を危険にさらした」抜粋記事

「7歳の少女を救うために、愛犬は命を危険にさらした」抜粋記事
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犬は、飼い主に対する不動の忠誠心を示すことから、「人間の一番の親友」と呼ばれています。こう呼ばれているとは言っても、一部の人々は、この事実を過小評価しているのではないだろうか?2016年、フロリダ州タンパに住んでいたジャーマン・シェパードは、住み始めてから、たった数ヶ月しか経っていない飼い主の為に、自らの命を危険にさらしました。 この犬の物語は、世界中の動物愛好家の心温まるストーリーとなりました。この犬は、家族である7歳の娘を救っただけでなく、彼女の為に、2回も命を落とすかもしれない危機にさらされるとは、思ってもみませんでした。それでは、”ハウス”という名の、勇気ある子犬の物語を、どうぞお楽しみください。 ハウスは、デルーカ家族にとって、ペット以上の存在となったのです…

飼い犬が7歳の女の子を助けた美談です。

新しいヒーロー犬の保護

Facebook/Haus the Hero Dog
2016年、フロリダ州タンパのドーニャ・デルーカは、ハウスという2歳のジャーマン・シェパードをある日、飼うことに決めました。 ドーニャが、ハイジレガシー・ドッグ・レスキュー(動物保護施設)から、彼を家に連れて帰ったとき、彼女の夫であるアダムは、彼女のことを、頭がおかしくなったのかと疑うように見てきました。

「人間の一番の親友」という言葉では足りない

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
当時ドーニャは、自分がどれほどのインパクトを家族に与えたのか分かっていませんでした。 名前のハウス(Haus)は、ドイツ語で「家」と訳されます。そして、その名の通り、彼はすぐに、家族の新しい一員となりました。 ハウスは、夫婦と2人の子供(7歳のモリーと4歳のジョーイ)の両方と絆を深めていきました。

ハウスは、友達の以上の存在

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
しかし、ハウスは単なる一家のペットではありませんでした。彼は、ジャーマン・シェパードの本能に従い、一家の番犬としての役割も担っていました。「特に夜は、子供達のことをよく見守っています。」とドーニャは話します。「彼は、子供達を追いかけて行って、世話もしてくれます。」2歳だったこの犬は、あっという間にデルーカ一家の子供達の遊び相手となりました。

目に見えない危険

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
ある日、モリーは外でおもちゃを集めて遊んおり、ハウスもその近くにいました。 彼女の祖母は、ドアの後ろから彼らを見ていました。 しかし、ハウスは突然、デルーカの祖母に疑問を持たせるような振る舞い始めました。

「彼は、前後にジャンプし続けました。」とドーニャは、後にWFLA誌に語っています。

ハウスは、ただ気を引きたい訳ではなかった

DeAgostini/Getty Images
ドーニャによると、初めは誰にも何が起こっているのか、分からなかったようです。「最初は、モリーと祖母も、ハウスが何を見つめているのか知りませんでした。」と言いました。「しかし、突然そこには血が広がっていたのです。」

ハウスは、蛇に右前足を3回も噛まれていた

どうやって彼は、家族を救ったのか

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
実は、幼いモリーが裏庭を探検している間、彼女はヘビと遭遇していたのです。 ヘビは、コイル状になり、シューッという音をたて、モリーを襲おうとしていたようですが、そこにはハウスが立ちはだかっていました。 「彼は、即座にヘビとモリーの間に身を置いたのです。」とドーニャは言いました。

デルーカは、ハウスの怪我がどれほど深刻なものかまだ知りませんでした。

モリーの命を救った英雄

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
ドーニャが家に着く頃には、ハウスはかろうじて、しがみつくことができるような状態でした。 彼は、ほとんど歩くことができず、ぐったりしていました。 彼の頭は垂れ下がり、彼は、過度なほどによだれを垂らしていました。 ハウスは30kgほどの重さがあったにも関わらず、ヘビに噛まれてほぼ動けなくなっていました。 これがもし、7歳のモリーが刺されていたら・・想像したくありません。

ただの蛇ではなかった

Arterra/Universal Images Group via Getty Images
ハウスは、猛毒なヘビにかまれていました。 ブルーパールの獣医は、北米で最も危険なヘビの1種である”ヒガシダイヤガラガラヘビ”が、ハウスに噛みついたのだろうと推測しました。この咬傷は、人間にとってもかなり致命的なのです。

ハウスがヒガシダイヤガラガラヘビ噛まれていた場合、死亡率は30%

ハウスの人生は、どれほど危険にさらされたか

Youtube/USA TODAY
ハウスが獣医に到着したとき、彼の症状は更に悪化していました。 彼の体内に非常に多くの毒が回っていたので、獣医はすぐに9本の抗蛇毒素の注射を打ちました。 しかし、そんなの寮の薬では十分ではありませんでした。

ハウスは、奇跡的に一命を取り留めた

Youtube/USA TODAY
彼は生死をさまよったにも関わらず、ハウスはどうにか一命を取り止めました。 数日経って、ハウスの状態が安定したとき、獣医さえもその様子に驚きを隠せませんでした。 「彼の状態は、奇跡的だった」とドーニャは言います。 「そして、彼の忠誠心は、今後も続くでしょう。彼の性格は、そういうものらしい、これは本当に素晴らしい。」

デルーカ家族は、治療を行うことができたのか?

Youtube/USA TODAY
他の飼い主と同様、デルーカ家族も、愛犬を救うための努力は惜しみませんでした。しかし、治療が長引くにつれて、治療費用は少しづつかさんでいきました。 そしてすぐに、その治療費は、数千ドルに達しました。この金額は、彼ら家族にはとても用意できませんでした。

援助を求める

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
2016年5月11日、チェリッサ・バンダーグラフ(DeLucaとの関係は不明)は、ドーニャ・デルーカを代表としてGoFundMeという団体を設立しました。 彼女は「ハウスを助けて(猛毒蛇による攻撃)」というタイトルを付け、目標額に28,000ドル(300万円)を設定しました。

ハウスの物語は、瞬く間に広がった

Youtube/My Pets
GoFundMeのウェブページで、チェリッサはハウスの物語のブログを始めまました。 「デルーカ家族は、ハウスがモリーを守ったと確信しています」と彼女は綴りました。そして、「なぜなら、彼は躊躇せず、ヘビとモリーの間に、自ら身を置きに行ったのだから。」この話に、 インターネットユーザーは、勇敢な犬についての話を色々なところでシェアし始めました。

目標に到達〜そしてそれを上回る

Facebook/Haus the Hero Dog
ハウスのGoFundMeは、わずか5日間で51,329ドルの寄付を受け取りました。これは、家族の当初の目標のほぼ2倍です。 このページは、Facebookで7,500回以上シェアされ、複数のニュースでも取り上げられました。 ジャーマン・シェパードの物語は、世界中の愛犬家の心を温めました。

デルーカ家族への影響

GoFundMe/Help Save Haus (Rattlesnake Attack)
予想どおり、デルーカファミリーは、その寄付金の多さに圧倒されました。 「みんなの寛大さが彼の生き方を支えている」とドーニャは語っています。

ハウスが家に帰ってきた!

Youtube/ABC Action News
5月18日、衝撃の事件から約1週間後。ハウスの獣医は、世界に温かい最新情報を提供しました。 「ハウスが今にも家に帰れるようになるそうです。」とジェニファー・ホルム博士はグッドモーニング・アメリカに語った。 「今日の午後早くに、ハウスは、いくつかの最終検査を行っています。ただ祈るしかありません。彼が今日か明日には、家に帰れることを願っています。」

ヒーローになった後のハウス

Youtube/ABC Action News
ハウスが家に戻った後、デルーカ家族は寄付したすべての人の為に、ハウスの状態を知らせるようにブログを更新しました。 彼らは、Facebookページ”Haus the Hero Dog”という記事を作成しました。 そしてハウスは、足の完全な感覚を取り戻すために、理学療法を利用しました。

余った寄付金は、決して無駄にはなりませんでした

Youtube/ABC Action News
ハウスは、家族に会え、元気で幸せになったので、デルーカ一家の人々は、多く寄付された何千ドルの寄付金は、必要としませんでした。 彼らは残りを、ハイジのレガシーレスキューに送り、そこで他の動物保護に必要な資金に当ててくれるように頼みました。

デルーカ家族からのメッセージ

Youtube/ABC News
デルーカ家族は、この国際的にも有名になった物語を通して、ハウスのような成犬を保護する人々を奨励しました。 「子犬は人気がある為、人々は皆、子犬を保護したいと考えています。」ドーニャは述べました。 「しかし、成犬にも家が必要です。私達の物語が、ハウスのような成犬にも、ふさわしい自分の家が見つかるように、その為の人々を励ませることを願っています。」

ハウスの現在、そして成長した彼の家族とは

Facebook/Haus the Hero Dog
2017年5月、デルーカ一家は、Facebookページを通じて、ハウスの生活の様子を再び、世界に向けて発信しました。ハウスは、「最小限の怪我ですみ、幸せで健康だ」と報告しました。 彼はもはや恐る恐るなどではなく、普通に遊んでいます。

【おわり】この記事を見て

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