「撮影の裏側の秘密:オズの魔法使い」抜粋記事

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1939年の映画、オズの魔法使いは、時代に関係なく愛されている映画の一つです。この映画で、ガーランドは、映画界のスターダムの苦しみに足を踏み入れたのでした。この映画で、ガーランドは、有名になったものの、同時に彼女の人生もダメになってしまった。オズの魔法使いは名作で、テクニカラーの映画であったが、映画のセットは申し分なく陰気でした。ひどい中毒から怪我をするような暴行、臨死体験など、オズの魔法使いの撮影の裏側は、あなたのクラッシク映画の見方を変えるようなものです。 皆のアイドルであったジュディ・ガーランド無くして、オズの魔法使いを語ることはできません。でも、知ってましたか？彼女は、ドロシーの役を演じてなかったかもしれなかったことを。

古い作品の記事なので、わからない点も多いですがどうぞ。というか今回の記事は本当に直訳すぎるのか読むのが大変です。かいつまんで読みましょう。

”虹の向こう側”は、映画からカットされるところだった

”虹の向こう側”は、いつの時代でも最も知られている歌です。しかし、実は、私達が知っているものとほとんど違っていたのでした。オズの魔法使いは、驚くほど長く上映されていました。映画は、二時間の長さで、ディレクターが程よい長さにするために、20分もカットしていたのです。”虹の向こう側”は、プロデューサーが、白黒のシーンがだらだら続き、若い視聴者が歌のメッセージを理解しないだろう（見当違いでした）と考え、オリジナルではカットされていました。カンザスでドロシーが歌ったバージョンがカットされる代わりに、ドロシーが悪い魔女の嘘で閉じ込められるというシーンの反復をカットすることにしました。

セット上でビクター・フレミング、ジュディー・ガーランドをひっぱたく

はい。本当の事です。ビクター・フレミングがジュディ・ガーランドをセット上で引っぱたいたのは。更に悪いことに、撮影が行われていた当時、その女優は、まだ16歳だったのです。全くもってけしからんことです。それが起こったのは、ドロシーが臆病なライオンをひっぱたくというシーンの間、ディレクターのヴィクター・フレミングが少し面倒なことになっていたのです。それを見て、ガーランドは、笑いを抑えられませんでした。この時のガーランドは、偉大な映画スターというよりは、10代の女の子でした。彼女は、これまでこんな大きな舞台で演じたことは無かったのです。プロデューサーのパンドロＳ・バーマンによると、カーランドのすごい笑い声は、止まることはなく、フレミングが、彼女を舞台袖に連れていき、引っぱたいて、仕事に戻れ！と言ったそうです。それで、10代の女の子の顔から笑顔を一気に消す方法だったのです。

オズの魔法使いは、全く違うものになる予定だった

オリジナルディレクターのリチャード・トープは、この映画がどういう風になるべきか全く違う考えがあったのです。ジョン・ニールの本でもともと描かれていたドロシーに似せるには、もっと上品で、幼い人形のような化粧の金髪の子にしなければならなかった。おそらくオズの魔法使いをこのようにしたジュディ・ガーランドは、ドロシーとしては、適役ではなかった。トープは、スタジオは、シャーリー・テンプルを押してくれるよう願っていたのです（実際にそれは叶わなかったものの、後にそうなった）。トープは、またブリキのきこりにバディー・エブセンを希望していたのです。トープは、２週間後にこの映画から手を引くことになったのでした。

ジョディ・ガーランド、ドロシーを演じてなかったかも

ジュディ・ガーランドが、オズの魔法使いを、こう作り上げたのです。彼女は、いつもこの役においては、スタジオのお気に入りであったが、彼女自体は、スタジオのお気に入りではなかったのです。重役たちは、シャーリー・テンプルが、年頃も女優としての器も、この役に適任だと思っていました。テンプルの名声にもかかわらず、プロデューサーは、彼女の歌声がこの役をこなすのに十分ではないと感じていました。ガーランドにとって、幸運なことだったのは、テンプルが20thセンチュリーFOXと契約していたからです。MGMではなくて。MGMは、クラーク・ガブルとジーン・ハーローをテンプルとトレードしたかったのです。しかし、ジーン・ハーローが、26歳の若さで急死したため、その考えは流れてしまいました。最近の報告によると、ハーローの髪染めに毒性があり、腎不全を起こし、死に至ったという事です。

一時のディレクターが、ドロシーの容姿を決めた

トープが首になってから、ジョージ・クーカーが一時ディレクターとして撮影を指揮することになりました。彼は、最初から、風と共に去りぬのディレクターを希望していたので、この映画が終わるまで、いるつもりは最初からなかったのです。不幸なことに、切望していた仕事もヴィクター・フレミングにとられ、オズの魔法使いもフレミングに決まったのです。クーカーがいた間に、ドロシーのシグネチャールックが決まりました。彼は、金髪のカツラを捨てて、もっと自然ななにかにすることで、オズのファンタスティックな世界と対照づけたのです。

もともとのブリキのきこりのバディー・エブセン毒で降板？

可哀そうなバディー・エブセンは、愉快で奇妙なブリキの木こりを演じましたが、彼の映画の出演は短いものでした。エブセンは、映画撮影が始まって、わずか9日目に不幸な事故が起こり、毒に侵されてしまいました。明らかに、彼のキャラクターであるコスチュームは、アルミニウム粉末を含んだ銀色の化粧で、彼は、不注意にも吸い込んでいて（とりわけ顔全体についていました）。彼の肺は、機能不全を起こし、入院生活を送ることになりました。エブセンは、2週間入院し、6週間の自宅療養をしました。彼の役は、代役が付き、ジャック・ハリーが結局代わりを務めました。しかし、ジャックにはアルミニウムアレルギーはでませんでした。同じ間違いをせぬよう、メイキャップアーティストが、アルミニウム粉末ではなく、アルミニウムペイントに換えたのでした。

ジャック・ハーリーもまた、ブリキの木こりをエンジョイできず

ブリキの木こりを演じるのは、本当に奉仕活動のようでした。エブセンが、化粧のせいで毒に侵されたのは、事実かもしれませんが、ジャック・ハーリーにも楽ではなかったようです。例え、メイキャップアーティストが、アルミニウム粉末から、アルミニウムペイントに換えたとしても、ハーリーにも目の感染が起きました。コスチュームも信じられない程固く（ブリキの木こりだから当然ですが）、ハーリーは座ることもできず、休むことが全然できなかったそうです。一度、地面に横になると、自分では、立ち上がることすらできなかったようです。そのため、コスチュームを付けている間は、立ちっぱなしで、何かに支えられている時だけが楽だったようです。

臆病なライオンのコスチュームは本物のライオン仕立て

臆病なライオンのコスチュームは、勇敢で、一部を人間に見立てて、本物のライオンのように細部にこだわって作られました。これは、間違いではないです。バート・ラーズのコスチュームをオズの魔法使いのために一部本物のライオンから作りました。これにより、コスチュームはおおきくなり、48パウンドになりました（それでも、ブリキの木こりよりだいぶまし）。噂では、MGMは、バート・ラーズの役を演じるために、有名なライオン、ジャッキーを考えていたらしいです。彼らのロゴのライオンです。しかし、結局実際の人間が演じることになりました。バート・ラーズは、本物のライオンでは、不可能な本当に面白い役を演じることを申し出ました。

この靴にふさわしい家はないわ

Photo credit: Brian To/FilmMagic

2005年にミネソタ州の美術館で、オズの魔法使いで使われたルビーの靴の片方が盗まれました。13年後の、2018年の9月に法的機関から、貴重な靴の場所を特定できたと報告がありました。ノースダコタのアメリカ合衆国弁護士、クリストファー・メイヤーによると、”最初のゴールは達成でき、回収できました。素晴らしい日です。しかし、まだ終わってません。警察は、現在、盗んだ者の特定をいそいでいます”。映画の中で、ジュディ・ガーランドは、6つのルビーの靴を履いていたと知られています。その靴をみるためにファンは、国立アメリカ歴史博物館、モーションピクチャー美術・科学館、シカゴのオズパークなどに行きます。その他は、個人コレクターが所有しています。

トトの方がマンチキンズより稼ぎ頭

トトは、16もの映画に出演したこともあるケアンテリアのメスで、テリーで有名なわんちゃんです。オズの魔法使いを撮影していた当時、テリーは、すでにシャーリー・テンプルと一緒に映画に出ていて有名でした(1934年のBright Eyes)。この映画のスターであるワンちゃんですから、実際の人間の俳優であるマンチキンズよりもギャラが高かったわけです。トトは、週125ドルの俳優です（2017年では、週1700ドル相当）。マンチキンズは、週50から100ドルで、1939年当時では、決して少ないわけではなかったが、あなたが想像するような映画スターの給料ではないですね。

意地悪な魔法使いも全くし違うものになるはずだった

多くの人が知っている通り、意地悪な魔法使いは、恐ろしくて、醜く、緑のキャラクターであり、ウイキッドのファンなら、もっと同情的に見れるでしょうが。意地悪な魔法使いは、いつも醜く、怖かったのではありません。本当は、美しくて、スマートでセクシーになる予定でした。もちろん、そういうアイデアは、悪役には合いません、それでプロデューサーが、良い魔法使いと対照づけるために、そのように変えたのでした。ゲイル・ソンダ―ガードは、その新しい恰好が好きではなかった。彼女は、初め意地悪な魔女役でしたが、その恰好を見て、辞退しました。ハミルトンがその代役を務めました。

意地悪な魔女は怖すぎて、スタジオの重役たちがシーンをカット

マーガレット・ハミルトンは、西の意地悪な魔女の役を見事に務めました。とても素晴らしく、現在では、そのキャラを主人公にウイキッドをいう舞台をブロードウェイで演じています。ハミルトンは、間違いなく、恐ろしく演じ、意味のある、でも陽気な家族の話であると思ってみていた子供たちには衝撃的でした。ハミルトンの悪の活躍ぶりは、子供たちには少し怖すぎるのでは？とスタジオの重役たちは心配していました。結局、ハミルトンのシーンは、かなりカットされることになりました。しかし、それでも、映画における彼女の重要な存在性を下げることはなかった。

マーガレット・ハミルトンは、セットで重傷を負っていた

プロデューサーが、マーガレット・ハミルトンのシーンをカットしただけでなく、彼女は、セット内で重傷を負い、6週間もの間、映画の撮影から離れなければならなかった。ハミルトンが怪我を負ったのは、西の意地悪な魔女が火事でマンチキンランドから逃げるときに起きました。彼女は、炎が出る前に、安全に落とし戸に降りる予定でした。しかし、扉はうまく機能せずに、十分早く開きませんでした。そして、そのまま炎は、予定通り出火しました。そのせいで、ハミルトンは、手と顔に大やけどを負い、数週間も治療に専念することになりました。

ジュディ・ガーランドは、仕方なしに映画の撮影をしていた

2017年に、子役たちが神経に触る、そして過酷なスケージュールの中で、撮影を強いられたことを聞いて、皆が驚きを隠せなかったことでしょう。しかしながら、30年代には、普通のことでした。ジュディ・ガーランドは、精神安定剤やアンフェタミンを与えられ、映画の役のために、ダイエットをさせられ、眠ることを許されませんでした。この経験で、映画の撮影の間は役に立っていましたが、そのせいで中毒になりました。オズの魔法使いで、ガーランドは、スターダムに上り詰めましたが、同時に人生もダメにしてしまいました。彼女は、薬のオーバードースで47歳の時に亡くなりました。

ジュディ・ガーランドは、マンチキンズに性的虐待を受けていた

ガーランドの三番目の夫であるシッド・ルフトによると、彼女は、マンチキンズを演じる俳優たちに、絶えず性的虐待を受けていたということです。ジュディと僕：ジュディ・ガーランドと僕の人生という名の彼の死後に出版されたスキャンダラスな回顧録にこのことが述べられていました。彼によると、マンチキンズは、セット内で、ジュディのドレスの下に手を入れたりして、ジュディの人生は悲しいものなったということです。マンチキンズの俳優たちは、皆40歳以上で、ガーランドは、たったの16歳だったのです。マンチキンズに関しては、これを裏付けるような様々なうわさがありました。彼らは完全にしたい放題だったらしいです。撮影中に、売春やらギャンブルに関わっていたという報告がたくさんあります。

原作とかけ離れたシナリオに

小説から映画へ移行する際に、よく変更されることはよくあることです。しかし、多くの人が、オズの魔法使いが、実は原作から、かなりかけ離れた内容になっていることを知らない人が多いです。原作では、グリンダは、南の良い魔法使いで、北ではありません。オズは、本当の場所でもあります。映画では、空想の世界のように言ってますが。オズの魔法使いで、最も象徴的な細部と言えば、ドロシーの赤い靴です。原作では、ドロシーの靴は、銀色なのです。しかし、スタジオのヘッドであったルイスB・メイヤーが、もっと鮮やかな色に代えたかったので、MGMの新しいテクニカラーで変更したのです。ドロシーの服も、本当は白だったんですが、撮影映えしないという理由で、薄いピンクになりました。

カカシ、臆病なライオン、ブリキの木こりは、いつもひとりで昼食をとっていた

かわいそうなレイ・ボーガー、バート・ラール、ジャック・ハーリー。彼らが望んだことは、他のキャストから離されないで、演じたかったのす。不幸なことに、1930年代は、今と全然違っていたのです。当時は、恐怖映画などは無く、映画ではなんでも起こり得るようなCGIはありませんでした。19030年代には、カカシ、臆病なライオン、ブリキの木こりなどのコスチュームは、現実には、怖いものとされていました。とても怖く思われていたので、彼らは、MGMのランチルームの出入りを禁止されていて、MGMの他の従業員を怖がらせないように、いつも離されていました。

オズの魔法使いは、女性文学とされていました

オズの魔法使いの映画の中では、ドロシーは、悲しみの中の少女といった感じです。オズの中で、ドロシーは、自分を失い、完全に訳が分からない状態です。しかし、原作では、そうではありません。ドロシーは、もっと強い性格で、オズは、とても現実的で、ドロシーが、適応できる場所です。ドロシーは、小説の中では、多くの場合、人々を助け、助けられる側ではありません。救われる必要がないのです。L.フランク・バームは、ドロシーが、若い少女の視聴者の強い女性のモデルになってほしかったのです。

オズの魔法使いには、矛盾点が多すぎる

テクニカラーを使用しての撮影には、非常に多くの光が必要となり、それによりセットの温度は、37度にもなっていました。光がとても強いため、すべてのものが反射して見え、映画の中は、ガラスかエメラルドシティーのようなに表面が輝いていました。また、映画の中には、もっとたくさんの矛盾点がありました。ドロシーの髪の長さが、顕著に違うのです。柱が変わったり、細くなって消えたり、ブリキの木こりの槍がアックスになったり、マンチキンズからの花束が消えたりなどです。また、水ですぐに死んでしまう魔女が、城壁の周りが水でいっぱいの城に住んでいるんですから、意味がわかりません。

L.フランク・バームのコートは、映画の中のウイザードのコートに使われている

時に、スターたちは、一緒に並んだりします。その時、コスチュームデザイナー達は、ウイザードと、マーヴェル教授を両方演じたフランク・モーガンのための完璧なコートを探していました。そのコートは、素敵でしたが、重そうでした。そこで、周りのリサイクルショップを訪ね歩きました。そこで、完璧なコートを見つけました。モーガンは、ジャケットの内側に”L.フランク・バーム”と書かれたワッペンが縫い付けられているのに気づきました。それは、作者のコートだったのです。彼のためだけに作られたものだったのです。映画の撮影が終わった後、プロデューサーは、そのコートを作者の妻に贈りました。

セット内では、マンチキンは、首をつってはいない

これは、オズの魔法使いの周りにある陰謀理論のうちの一つですが、いいえ、マンチキンのうちだれも自殺なんかしてません。シーンのうちの一つに、マンチキンか、不満を抱えていたスタッフが、木から首をつっているのが見えると陰謀理論者達が信じていました。しかし、それは、ただの鳥でした。MGMは、色々なプロジェクトに使用するために、近所の動物園から400羽もの鳥を借りていたのでした。その鳥は、鳥かごから逃げて、何羽かは、オズの魔法使いのセットに来ていたのでした。その疑われていた鳥は、背景で、羽根を広げていた逃げた鶴だったのです。首を吊ったマンチキンではありません。

ヴィクター・フレミングは、親ナチス？

オズの魔法使いののディレクターであるヴィクター・フレミングは、ジュディ・ガーランドをひっぱたいた、という事で悪名高いだけではありません。同じ時期に、彼は、風と共に去りぬも指揮していたので、彼は、有名で、とても忙しかったのです。しかし、フレミングは、ナチスの同調者だという多くの信頼できる噂がありました。女優のアン・リべレは、The Yearling でフレミングと一緒に仕事をしていましたが、フレミングは、”暴力的な新ナチス”だと言っていました。彼女は、また、彼は、イギリス人を嫌っていて、第二次世界大戦後の影響に関係しているようだと言っていました。フレミングは、”いいひと”ではなかったことからも来ている噂かもしれませんが、ガーランドをひっぱたくという話からも、彼の性格やキャラクターがうかがえます。

どうして、シャーリー・テンプル望んだのか？

シャーリー・テンプルは、アメリカ人のアイドルでした。みんな彼女が好きで、1930年代にかけて、数多くのクラッシク映画に出演しました。

アーサー・フリードは、ジュディ・ガーランドをドロシーにしたかった

アーサー・フリードは、伝説的なプロデューサーであり、また作詞家でもありました。彼は、オズの魔法使いには、関わっていませんが、すごい出世をし（MGMにて、あるユニットの責任者になっていました）、ジュディ・ガーランドとミッキー・ルーニーをフィーチャーしたロジャーズとハーツのブロードウェイミュージカルの大ヒット作、Babes in Armsの最初のクレジットが与えられました。

ジュディ・ガーランド（ドロシー・ゲール）

ジュディ・ガーランドは、第二候補だったかもしれませんが、彼女はこの役がなかった方がよかったのかもしれません。薬の常用を強いられたことなど以外にも、コルセットを付けさせられました、というのも、彼女の体は、成長していたからです(当時16歳）。しかも、12パウンドも痩せるように言われていました。

夢の中の夢？

映画と原作の中で、最も論争の的になるシーンのひとつが、ドロシーが、トトと臆病なライオン、と一緒に、ポピー畑でうとうとするというものです。ユングの哲学から言えば、”夢の中の夢”と気づくかもしれません。というのも、カンザスの竜巻で連れてこられて、ドロシーは、混乱したような状態で夢の中にいるわけです。その通り、彼女は、脳震盪を起していたのです。

ギンガムジャンパー？

あなたも多分、悪名高いギンガムドレス・ジャンパーを知っているでしょう。しかし、それは、あなたが想像している以上に”特別”な物なのです。ハンカチなどをしまっておけるスカートの縫い目の中に隠れたポケットがあります。完璧なシチュエーションで、ドロシー（ジュディ・ガーランド）は、ハンカチを取り出して、臆病なライオン、の涙を拭いてあげるのです。

マーガレット・ハミルトン（西の魔法使い）

マーガレット・ハミルトンを見て、すぐに、オズの魔法使いの”意地悪な魔法使い”だとわかるでしょう。しかし、この論争を起こすような役をする前まで、彼女は、おとなしい感じのひとでした。

意地悪魔法使いの病気って何？

おそらく、最初のブリキの木こりのペイントが、どれだけ毒性があったか聞いたことがあると思います。しかし、意地悪魔法使いの化粧も悪影響があったことは、知られていないかもしれません。そう！意地悪魔法使いの化粧も毒性がありました。女優のマーガレット・ハミルトンは、何度も化粧を飲み込んでしまったと報告しています(どうやってかは不明）。

折れた手

その通り。オズの魔法使いのセットは、多くの俳優たちにとって危険な場所だったのです。ですが、知っていましたか？怪我をしたのは、人間ばかりではないことを？トトは、映画でも原作でも、ドロシーの有名な親友です。トトは、ケアンテリアで、バスケットの中にすっぽりはまります。しかし、トトは、また、とても頭がよくて、弱い存在でした。悪魔法使いのガードのひとりに、トトが足を踏まれたときに、足が折れてしまいました。その犬の本当の名前は、テリーと言います。トトは、オズの魔法使いの後、15個の映画に出演しました。

黄色のブリックロード

大きなスクリーン上の黄色のブリックロードは、オズの魔法使いの象徴的なマジカルファンタジーの重要なシーンです。しかし、テクニカラーで映し出された映像は、少し変です。

ロイ・ボーガー（カカシ）

ロイ・ボーガーは、オズの魔法使いの映画版で、知恵が欲しいカカシの役を演じました。彼は、多分今日まで、一番覚えられている役を演じたのでしょう。しかし、彼もまた、映画の容姿で長い間影響を受けました。

ジャック・ハリー(ブリキの木こり）

MGMは、バディーエブソンが、コスチュームの銀のペイントで殺されかけた後で、ジャック・ハリーをブリキの木こりとして雇いました。その事故がとても記憶に新しかったので、ハーリーのコスチュームの化粧に、粉・ダストからアルミニウムのペーストに変更しました。ハリーは、アレルギー反応は出ませんでしたが、肺にアルミニウムの塵が溜まり、副作用が出ました。また、ハーリーは、目の感染症も患い、その結果、外科的手術が必要となり、4日間も撮影に出られませんでした。

バート・ラール（臆病なライオン）

バート・ラールは、俳優であり、コメディアンでもありました。彼により、オズの魔法使いにコミカルな要素も加わることになりました。しかし、彼は、いとおしく、感受性の高い性格をスクリーン上に残しました。この役を彼以上にふさわしい人は、想像できません。もちろん、また、ラールも、撮影中に、自分の衣装で我慢できない程の苦しみを味わいました。どれだけそのコスチュームが、かっこよくても、テクニカラーの照明で37度の温度の中、”本物の毛皮”でいられますか？彼は、この有名な役を演じた後では、また、同じような役が来たら、どうしますかと言われ、彼は、”はい。でも、ライオンの役で、ほかにどんな役がありますかね？”と答えました。彼は、寄席やパロディー、そしてブロードウェイで色々な役で登場しました。

飛んでいこう！

映画を通して、カンザスでも、オズの魔法の世界でも両方、気球は何度も登場しています。オズの魔法の世界では、ドロシーを家に帰す予定でしたが、その希望は断たれてしまいました。ドロシーは、家に帰るか、トトが猫を追いかけて走り去ってしまうため、親友トトと残るか（忠実な犬）決めなくてはいけませんでした。もちろん、彼女は、いつでも家に帰れることができると知っていました。

迷子になった少女

伝記作家は、ジュディ・ガーランドのことを”迷子になった少女”と言い表しました。ジュディは、かつてはフランシス・エシル・ガムであったが、完全に作り替えられ、違う人になってしまった。しかし、ジュディは、また父親も失ったのです。

食いつぶすのにあきて、今度は痴漢？

MGMが、ジュディ・ガーランドをいかに食いつぶしてきたか、その証拠をみてきました。しかし、もっとも共通の言い訳が、”その当時は、そういうものだった。そうやって若い子供達は、使われてきたんだ。しかし、もちろん、それがただしいことではない”　MGMの病的な現実は、ルイスB・マイヤーは、ジュディをまたオフィスに呼び、痴漢行為をしたことだ、とジュディは、主張していた。ジュディを、たった16歳の少女で、彼女がNOと言っているのにも気づかず、アドレナリン注射で狂気的なスケジュールで働かしたり、セコナールで闇雲なペースにならないように抑えたりしていた。ジュディは、いつも彼女の契約が解約されるのを怖がっていました。マイヤーの言葉が、”法律”であったのです。

ルイスB・マイヤーは、スパイを使って、ジュディ・ガーランドを支配した

ジュディ・ガーランドは、オズの魔法使いプロダクションにとって、とても大事であった。しかし、ルイスB・マイヤーがスパイを使って彼女を見張っていたのは、少し気持ち悪い。もし、ジュディが、チキンスープ、コーヒーそして80本のタバコ（食欲をコントロールするため）の決まりから外れれば、ひどい叱責を受けたのでした。特に、サンデーアイルクリームのときは、ひどかった。しかも、医者がダイエットピルを処方していたのだ。彼女には、どうすることもできなかった。このようなスパイ行為や監視で彼女の低い自尊心は、ひどくなっていきました。

オズの魔法使いの成功とは

オズの魔法使いは、みんな知っていて、大好きです。そして不定期的ではありますが、喝さいをうけます。頻繁に”最高”の映画のリストにのります。フランク・ヌジェントが、”素晴らしい奇跡的な作品で、若いスターの目は輝き、古きスターたちに静かであるが楽しい明りをともす”と言っています。ジョンC・フリンは、”景色の良い通りは、デザイン的にも構想的にも、とても美しく、完全につぼみが開くように、視聴者の心を取り込んでいくようだ”と言っています。また、こうも言っています”ガーランド、ガーランド。魅力的な容姿だ”。オズの魔法使いは、大絶賛であった。

ジュディ・ガーランドをはどうなの？

はい。オズの魔法使いは、素晴らしい批評を受けました。しかし、ガーランドによる功績は非常に大きい。1939年に、彼女の功績を称え、アカデミー賞（青年部門）を受賞しました。それは、同じ年にリリースされた、オズの魔法使いと、Babes in Armsの両方の功績によるものであった。称賛されるというものでは無い何かとして、彼女は見られていてるのがつらかった。それ以降も信頼できるスターとしてでさえも。彼女は、それからもずっと鬱に悩まされ、ノイローゼになり、薬と人生に苦しんでいた。ビン・クロスビーの ショーでの彼女は、翼の上に立っているかのように、すごいものがあった（ちょうど二回目の自殺未遂から回復したところ）

【おわり】この記事を見て

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