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「水中遺跡の発見」抜粋記事

「水中遺跡の発見」抜粋記事
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古代の遺跡調査はとかく興味深い。我々のルーツや、祖先がどのような生活をしていたのかを知ることができるばかりか、遺跡の多くに至っては、「どうやってこれを作ったのだろうか?どうやってそこに運んだのだろうか?そもそもそれは可能なのだろうか?」という謎を常に残している。 我々は今も遺跡の発掘を続けているわけであるが、そもそも地球はその70%が水で覆われており、それが海であろうが、川や湖であろうが、水面下に何が眠っているかなど予測もつかない。沈没した都市や海水の上昇により失われた歴史を取り戻すことはできないかもしれないが、我々のこれまでの発見をご紹介しよう。

歴史上初の海戦跡

写真:National News and Pictures
2013年、考古学者らが歴史上初めての海戦跡を発見したと報じられた。これは紀元前241年に地中海の覇権をめぐり、共和制ローマとカルタゴとの間で起きた第一次ポエニ戦争において、最後の戦いとなったシチリア島沖のエガディ海戦だと考えられている。海底から2000年以上も前の兵器や破城槌、ヘルメット、アーマー、船の破片などが数多く発見された。この海戦において、ローマ人によって50隻ほどのカルタゴの船が沈没し、1万人以上もの死者が出たと推測されている。史上初の海戦は血みどろの結末を迎えたのだった。

沈没都市 パブロペトリ遺跡

写真:Discovery
ギリシャ南部のラコニア湾に、5,000年前のものと推測される海底都市が眠っている。パブロペトリと名付けられたその都市は、世界最古の海底都市だと推測されている。発見からは、この都市は非常によく設計され、道路や寺院、庭園、倉庫、家ばかりでなく、水道システムも整備されていたことが明らかとなっている。2009年、同都市の規模が9エーカー以上もあり、紀元前2800年ころ人々が暮らしを営んでいたと発表された。パブロペトリは紀元前1000年に地震や大陸移動によって沈没したと考えられているが、保存状態が良く、考古学者らは、このかつては栄えていた都市の正確な3Dモデルを作成することに成功している。

古代エジプトの都市 ヘラクレイオン

写真:Franck Goddio
2000年、フランス人水中考古学者のフランク・ゴディオ氏が率いる欧州海洋考古学研究所のチームが、アレクサンドリア近くのアブキール湾の深さ30フィートのところに、1200年前に沈んだとされる海底都市を発見した。ギリシャ人にはヘラクレイオン、エジプト人にはトロニスと呼ばれていたこの都市には、地中海とナイル川とを行き来する交易船が必ず通らなければならない港が設けられていたことが明らかにされている。ここからは16フィートもの高さの神像や金貨、(ギリシャは)アテネの分銅など、数百点もの遺物が発掘されている。この都市には大きな建物が建設されていたが、土壌が粘土質であったため、建物の重みに耐えられず、地震の際に沈んでしまったと考えられている。

古代沈没船が眠る世界最大の墓場

写真:National Geographic
2015年以降、ギリシャのフルニ島などの沖合で古代ギリシャの沈没船など22隻が発見された。今日では小さな島々の集まりに過ぎないが、かつては海洋貿易の拠点として栄えていたこの地では、古くは紀元前480~700年頃の沈没船に加え、16世紀頃の沈没船までもが見つかり、「古代沈没船が眠る世界さいだいの墓場」と呼ばれている。歴史学者らは、沈没船から回収された遺物から、この数百年間にわたる航海技術の進歩や、船乗りらの生活などについて明らかになると期待している。

沈没した貿易船 Hanneke Wrome

当時の記録によると、布地200箱、ハチミツを1,200バレル、10,000枚の金貨と宝石を積荷として運んでいたようで、価値にしておよそ1.5億ドル相当と推定されている。

アンティキティラの沈没船

写真:Smithsonian Magazine

紀元前60年頃に小アジアからローマまでを航海していたのだろうと推測されている。沈没船の残骸からは、宝飾品や銅像、ガラス製品等々多くの遺物が発見され、今ではアンティキティラの機械と呼ばれる遺物が回収された。

驚くべき人類の痕跡

写真:Tallahassee Democrat

1983年~1997年にかけて数度にわたり、フロリダ州アウチラ川にある陥没穴が調査された。人がつけたような印があるマストドンの牙が見つかった以外に、特にこれといった発見はなかった。だが2012年~2014年にかけて、石器や骨、原始人の包丁など明らかに人類が暮らしていた証拠が数多く発見された。発見されたのは14,550年以上も前のものであり、陥没穴は当時、「最初のアメリカ人」が暮らしていた小さい湧水地だったと結論付けられる。

沖合数百メートルの古代戦場

Photo: National Geographic

2015年、考古学者の国際チームは、これまでに所在が分かっていなかった、かつて古代都市ケインがあった島を発見した。

小さな少女、スウェーデンの湖底から1,500年前の剣を発見

Lyra3141 / Twitter

剣は木や皮、金属が使われており、1,500年くらい前のバイキング時代のものだろうと推測されている。現在はスミソニアン博物館にて展示されている。

ヴァン湖に眠る古代トルコの城塞

写真:Mother Nature Network

2017年、考古学者らがトルコのヴァン湖の探査をしていたところ、湖底で城塞を発見した。

水中洞窟 Sac Uayum

メキシコはユカタン半島にある、Sac Uayumとして知られる水中洞窟を調査していた考古学者らは、元々は別の洞窟と思われていた2つの洞窟が繋がっていることが判明した。

デンマーク王国海軍旗艦の船首像

2015年、15世紀のデンマーク軍艦、Gribshundeから船首像が引き上げられた。

インドの失われた都市

2001年、インド西部にあるカンベイ湾沖の水深120フィートもの海底で、海洋科学者らは古代の聖都ドワールカであると考えられる遺跡を発見した。

パンテッレリーア島の一枚岩

2015年、シチリア島付近の海底地形調査中に、研究者らは地中海の海底に沈む39フィートもの長さの一枚岩(Pantelleria Bank)を発見した。

与那国の水中遺跡

1985年、ダイバーが日本の沖合の海底で、幅600フィート、高さ90フィートの遺跡を発見した。

ガリラヤの海にある謎の構造物

写真:Huffington Post

2003年、ガリラヤ湖の湖底に、玄武岩を円錐形に積み上げた構造物が発見された。重さはおよそ60,000トンと推測され、高さ32フィート、直径は230フィート。

海底のスフィンクス

2014年、沈没船を調査していた水中考古学チームが、バハマ沿岸でまったく予期してもいなかった人工物を発見した。

ミシガン湖のストーンヘンジ

2007年、ソナーを使って沈没船を調査していたノースウェスタン・ミシガン大学の水中考古学者マーク・ホリーと同僚のブライアン・アボットは、驚くべき構造物を発見した。

ウルブルン沈没船

1982年、海綿とりのメフメット・チャクールは紀元前14世紀、後期青銅器時代のウルブルン沈没船を発見した。

世界最古のオリーブオイル製造所

イスラエルはハイファの沿岸に、7,500年前の井戸と新石器時代の村と思われる遺物が発見された。

元寇の沈没船を発見

写真:Archaeology Magazine

13世紀、チンギス・カンの孫にあたるクビライ・カンはモンゴル帝国の王として、1274年と1281年、二度にわたって日本への侵攻を試みたが、二度共に、大型台風の襲来により軍船の多くが沈没した。

クレオパトラの失われた王国

エジプトはアレクサンドリア沖でクレオパトラの失われた王国が1,600年の時を経て見つかった。

ジャマイカ ポート・ロイヤル

ポートロイヤルはかつて、海賊たちが横行し、アルコール(主にラム酒)消費量も多く、売春婦らでにぎわっていたことから、「世界で最も堕落した町」と呼ばれていた。1692年の大地震によって、ポートロイヤルの一部(13エーカー)がキングストン港の海底50フィートに沈んだままとなっている。

ローマ帝国のラスベガス

過去に失われた都市の多くと同じように、バイアエもまた、水没後数世紀もの間世界から忘れ去られていた。

地球の割れ目

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シルフラにある割れ目(リフト)

バルト海の「異物」

日本の「ミステリーサークル」

日本の奄美大島の海底80フィートを潜水していた水中写真家の大方洋二氏は予期せず「ミステリーサークル」に遭遇した。後に、研究者らは日本のフグの一種が産卵巣として作ることを明らかにした。

黒海の海底を流れる大きな川

研究者らは黒海を調査中に水中に流れる川を発見した。

ロキの城

2008年に発見されたロキの城は、トール神話とは関係ない上、実際には城でさえない。ロキの城はグリーンランドとノルウェーの間に5つの熱水噴出孔を持ち、そのユニークな構造によって金属が堆積し、320℃にも達する熱水噴出孔から得られる熱を利用して、20以上もの新種の生物が生存している。

失われたムー大陸

1986年、新嵩(あらたけ)喜八郎氏は「失われたムー大陸」を発見した。

アゾレス諸島の水中ピラミッド

ジェムチュク・キャニオン

ジェムチュク・キャニオンは、世界最大かつ最も深い海底峡谷。

失われたマハーバリプラムのパゴダ

マリアナ海溝

マリアナ海溝は世界で最も深い海溝だ。この海溝は1875年、太平洋に浮かぶマリアナ諸島の東側で発見された。

ゴンドワナ大陸

地球の大陸がそれぞれ離れて今のようになる以前、ゴンドワナと呼ばれる超大陸が存在した。

地殻の抜け落ちている場所

研究者らは海底を調査していたとき、大西洋のカリブ海諸島とカーボベルデの島々の間にすき間を見つけた。これは水深3マイルほどの位置にあり、ここだけ地殻がなくなっているようだった。海底はたいてい4.3マイルの厚さだが、表面から数千マイルほども地殻がないのは「驚くべき」量のように思われる。

原因不明の大量の植物プランクトンブルーム

NASAの科学者らは北極海の探索中、海氷の下に何かを見つけた。それは植物プランクトンの大増殖で、72マイルにも及んでいた。

ビミニ・ロード

ビミニ・ロードが最初に発見されたのは、1930年のことだった。バハマにあるこの「道」は20フィートにも及ぶ、謎の通路である。

謎のジュリア・サウンド

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は1999年、太平洋の海深くで機器が拾った不気味な音を記録した。うーうーといった奇妙な音はおよそ15秒間続いた。

NOAAは南極の氷山が海底から上昇する音ではないかと推測している。諸説あるものの、このジュリアサウンドの原因について確かめることはできないだろう。これまでに調査が行われたは海のたった5%に過ぎず、今後も謎の不気味な音が聞かれることは大いにあるだろう。

海に沈んだ1850年代の機関車

ポール・ヘプラーが磁気計を使ってニュージャージー近郊の海底を探索しているときに偶然見つけたものだった。

【おわり】この記事を見て

この記事を見て思うのは

じゃないだろうか。
しかしタイトルは興味をそそるものだし、簡単に見れるのならサクッと結果だけ知りたいと誰しもが思うでしょう。

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