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「写真の背景に写りこんだものとは?投稿後に一気に拡散された話題の写真とは」抜粋記事

「写真の背景に写りこんだものとは?投稿後に一気に拡散された話題の写真とは」抜粋記事
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あなたが有名人であるか、はたまた何らかの理由によってソーシャルメディアで多数のフォロワーを抱えていないかぎり、自分が撮った写真がインターネット上で急速に拡散されるとは予想だにしないだろう。しかし、ある女性が友人と行ったカナダでのバケーションの様子を投稿すると、なぜか一気に拡散された。投稿された写真は、渓谷を見渡せる山のハイキングコースなどでポーズをとっているだけの、いかにもよくありがちな写真であるかのように見える。女性は、よくよく目を凝らしてはじめて何が背景に写りこんでいたのかに気づいた。一見したところ普通のハイキング写真が、どうしてそんなに拡散され人気となったのかについて、読み進めていこう。

人気のハイキングスポット

SlicedUpBeef/Reddit
女性は友人と、カナダのハミルトンにある有名なハイキングスポット「ダンダス・ピーク」に出かけた。オンタリオ州に位置するダンダス・ピークのある公園は、特に秋には紅葉を望むことができるとして人気の場所だ。

この公園には、勇気がなければとても座れないような場所があり、そこからは、息をのむような絶景を望むことができるだけでなく、テューズ・フォールと呼ばれる滝を見ることができる。この滝はこの辺りで一番落差が大きく、市民だけなく観光客もこれを目当てにして来るほどだ。

写真家がよく訪れる素晴らしい眺め

stunkndroned/Reddit
この公園で眺めることができる素晴らしい景色を考えると、毎年何千人もの人々が訪れるのも何ら不思議なことではない。崖に突き出た岩から写真を撮れば、色とりどりの素晴らしい紅葉の海をとらえることができる。

こうした景色が撮れるということで、写真家やモデルの撮影スポットにもなっている。一般の観光客も、勇気を出してその岩の上でポーズをとることで、まるでモデルになったような気分を味わうことができる。崖の上に突き出た岩に腰かけているというスリルも、もちろん、この公園の魅力になっている。

日常生活から少し離れたかった

Dundas Peak/Facebook
この写真をめぐる謎は、キムという名の女性が友人とこの公園に来ることを決めたときから始まっていた。母親としての毎日の生活から少し離れて、何か冒険的なことをしたかったのだ。

キムと彼女の友人は、その有名な景勝と、それを一望できる崖っぷちの岩について聞き、この公園に行くことに決めた。最初にこの公園のことを教えてくれたのは、友人のいとこだった。そのいとこはキムらに有名な崖の岩に座った自身の写真を見せてくれていた。

山頂に到着

Dundas Peak/Facebook
キムと友人は、およそ4キロ程度のハイキングに備えることにした。ハイキングとしての距離はそんなに長くはないものの、素晴らしい景色を一望できる山頂にたどり着くためには坂を上り続けなければならない。2人は写真を撮っている他のハイカー同様、その場所にたどり着いた。

2人は、1人が写真家のように撮影し、1人がモデルになりきってポーズを取ることができるよう、互いに交代で写真を撮ることにした。2人はどうやって写真を撮るか、具体的なポーズまで決めていた。

2人はいとこの写真を再現しようとした

Dundas Peak/Facebook
キムと友人は、この公園にハイキングに行くことに決める要因となった、友人のいとこに見せてもらった写真のようなポーズをとることに決めていた。友人のいとこは、崖っぷちの岩の先に腰かけてポーズをとり、その友人はそれを横から撮影していた。

まっすぐに前方を向き、モデルの顔が見えない人気のポーズと異なり、2人がやろうとしている構図であればモデルの顔が見える。さらに、もしラッキーだったら、誰か2人を一緒に撮ってくれる人がいるかもしれないと考えていた。

何かが目に入った

Dundas Peak/Facebook
2人は交代に写真を撮ることにした。1人がポーズをとり、他方がそれを撮影する、といったように。はじめはキムの友人の番だ。友人はいとこがやっていたのと同じように岩の上に腰かけようとした。

彼女はどのあたりに座ろうかと思案しているうちに、何か下の方で光っているものがあることに気づいた。彼女はあたりを見回して、目にしたものが何なのかを突き止めようとした。そして、木の枝で何かがブラブラ揺れているのを見つけ、それをつかもうと手を伸ばした。

それは車のカギだった

Roland Denes/Unsplash
カギがぶら下がっていた木の枝は、座っていた岩からわずか90センチ下にあった。だが、崖っぷちにいる場合、わずか90センチでも危険度はかなり高い。キムは友人が何をしようとしているのか気づくと駆け寄った。カギをもう一度見てから、2人は顔を見合わせた。

もしカギをとることができれば、誰かの助けになるということは分かっていた。そのため、キムが落ちないように友人がしっかりとキムを支えている間に、キムは腕を伸ばしてカギをつかんだ。

すぐに日が暮れた

Wes Hicks/Unsplash
友人がカギを回収した後に、気を取り直して2人は写真を撮った。2人は車に戻るまでに誰かを見つけ、2人で一緒に写真を撮ってもらうことにも成功している。

気づかないうちに夕暮れが近づき、ハイキングコースは少し薄暗くなっていた。2人は急ぎ足でがらんとした駐車場まで戻った。この落し物のカギが合う車が見つかればいいなと思いながら。

カギの持ち主はどこにも見つからなかった

Dundas Peak/Facebook
太陽が木々の向こうに沈んでいくころ、キムと友人は駐車場に到着した。そして、駐車場はがらんとして、ほとんど他に車がなかったため、落し物のカギがどの車のものかすぐに見つけることができた。

車はまだそこにあったものの、持ち主はどこにも見当たらなかった。日が沈んで辺りが暗くなっていたため、2人はその場に居続けたくなかった。結局、車の運転席側のドアの上の方に、よく見えるようにカギを置いて立ち去ることにした。

誰かが行方不明に

White Rainforest/Unsplash
1週間後、ニュースを見て2人は車の持ち主を発見する。誰かあの公園で行方不明になったようだった。警察当局はその行方不明者の車を発見したものの、依然としてその人に何が起こったのかは謎だった。

2人は捜査関係者がすぐに行方不明者を見つけることを望んでいたものの、ほどなくしてこの謎についてもすっかり忘れてしまっていた。再びダンダス・ピークのことに思いを馳せたのは、それからさらに1ヶ月も経ったときのことだった。

ソーシャルメディアユーザー、何かを見つける

Christina@wocintechchat.com/Unsplash
ある日、キムは自分のソーシャルメディアにログオンし、友人のいとこの写真がレディット(Reddit)に掲載された後、急速に拡散されていることを知った。レディットユーザーはその写真の中に、ゾッとするものを見つけていた。

この写真に何が写っているのかについてニュースが広がるとすぐに、その投稿が拡散された。それが何なのか、誰もが突き止めようとしていた。

一見、何も変わったところはないようだが…

Sliced Up Beef/Reddit
パッと見、ダンダス・ピークでいとこが写っている投稿写真は、何も変わったところはないように見える。そもそもキムと友人がここにハイキングに行こうと思ったのは、この写真を見てからだった。

背景の木々はほとんどが葉っぱが落ちた後の枯れ木であるため、真っ黒な衣服に身を包んだいとこは際立って見える。ちょっとこの写真を見ただけのキムと友人は、「それ」に気づかなかったのだ。これをよくよく見てみると…

よく見てみよう

Sliced Up Beef/Reddit
この写真を品質が落ちて何も見えなくなる手前まで拡大してみた。この写真を拡大してやっと、どうしてこの写真がインターネット上で急激に拡散されたのか、その理由に気づいた。

写真の中央をよく見ると、白っぽいトップスと黒っぽいズボンを履いた人が崖っぷちに立っているのが見える。これを見たキムと友人は動揺した。あんなところに安全に行けるわけもないのだから。

キムの写真には写り込んでいない

Dundas Peak/Facebook
いとこの写真に写ったものを見つけたキムと友人がまず取りかかったのは、自分たちの写真を見返すことだった。それが岩に差し込んだ光の関係などで偶然人のように見えたというのであれば、自分たちの写真にも写り込んでいるのではないかと考えたのだ。

奇妙なことに、キムと友人が撮った写真にはどこにも人影は写り込んでいなかった。2人はいとこの写真を再現しようとして、同じ構図で同じ角度から写真を撮っていたために、いとこの写真に写っていた人影が光のいたずらなら、同じものが写っていないのはおかしいということになる。

謎を解明できなかった

Dundas Peak/Facebook
キムと友人は、この一連の出来事について、冷静さを保とうとしていた。それでも何となく不安をぬぐえなかった。事実、そこで行方不明になっている女性がいるのだから…。

これについて考えを巡らせ始めた2人は、もしやこの人影は行方不明になっている女性なのではないかと思い当たった。時期的なタイミングとしては可能性がないとは言えないが、自分たちだけで先走りたくもなかった。

フォロワーに助けを求める

Social Cut/Unsplash
キムと友人は謎を解明することができなかったため、ソーシャルメディアで助けを求めることにした。まず初めにいとこの写真を見てそれを再現しようとしたことなど、すべてを説明して投稿した。

さらに、人影のようなものが写真に写り込んでいることも記載した。人影が見える崖には誰も行くことができないことについても強調した。その後、キムは謎の全貌を明らかにするために必要なことが分かる。

比較するためにもっと多くの写真を

Dundas Peak/Facebook
キムと友人、そしてそのいとこは3人で推測したが、比較をしようにも十分な資料がなかった。依然として、写真に写り込んでいたのは人影ではなかったという可能性もあるのだ。

他の写真に同じような光のいたずらがないかどうかを確認するためにも、キムはもっと多くの写真を見るべきだと思った。そして、ソーシャルメディアの投稿の最後に、ここで撮影した写真があれば比較してみたいとフォロワーにお願いをした。

フォロワーに助けを求めた結果

Jessica Lam/Unsplash
キムはフォロワーに、もし同じ場所で撮影した写真があれば比較のために送ってもらえないだろうかとお願いした。さらに、自分の投稿をシェアして拡散してもらえたらともお願いしていた。そうすれば、もっと多くの人から写真を送ってもらえると考えたからだ。

この写真はすでに拡散していたこともあり、自分たちの話に興味を持って写真を提供してくれる人は多いはずだと確信していた。キムはソーシャルメディアに投稿すると、フォロワーらからの反応を待った。

様々な仮説

Mohamed Moiz Ahmed/Unsplash
ソーシャルメディアで人々はその人影が何であるかについて様々な説を投稿し始めた。過去に行方不明になったハイカーの幽霊ではないかという人もいれば、何か技術的なバグか光の加減だという人もいた。

さらには、人影が見えるところに行く道があるのだと主張する人もいた。こう主張する人たちは、この人影は光のいたずらや幽霊などではないが、ただのハイカーだと述べている。

人影の正体を名乗る人、あらわる

Nadine Shaabana
真実を突き止めようとする調査は、あるレディットユーザーがその写真に写っているのは自分たちだと主張したことで、一時的に終わりを迎える。そのユーザーが言うには、自分たちも同じ日にダンダス・ピークに行っていて、謎とされている写真に写り込んでしまったのだろうという。

さらに、そのユーザーは当日、薄いグレーのセーターに濃いめのジーンズを履いていたことも覚えていた。これですべての謎が解明されたかのように思えた。それでも、こうした謎にまつわる議論を終わらせるために、このユーザーがそう主張しているだけという見方も捨てきれない。

【おわり】この記事を見て

この記事を見て思うのはタイトルは興味をそそるものだし、簡単に見れるのならサクッと結果だけ知りたいと誰しもが思うでしょう。

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